【薬剤師が解説】手足口病が流行中!知っておきたい症状とご家庭でのケア・感染対策

季節で注意する事

こんにちは!このみ薬局 みくりや店です。

現在、全国的に「手足口病」が流行しています。「名前は聞いたことがあるけれど、どんな症状?」「大人にもうつるの?」と不安に思われている方も多いのではないでしょうか。

今回は、手足口病の基本知識と、ご家庭でできるケアや感染対策について分かりやすく解説します。

手足口病ってどんな病気?

手足口病は、主に夏に流行するウイルス性の感染症です。主な原因ウイルスは「エンテロウイルス」や「コクサッキーウイルス」で、主に乳幼児を中心に広がります。

主な症状

  • 発疹(ほっしん): 手のひら、足の裏、口の中(唇の裏や舌、喉の奥)に小さな水ぶくれ(水疱)や赤いブツブツができます。膝やお尻の周りにできることもあります。
  • 発熱: かかる人の約3割に熱が出ますが、多くは38度以下の微熱で、1〜2日程度で下がることが多いです。
  • 口の中の痛み: 口の中にできた水ぶくれが破れると強い痛みを感じ、食事や水分が摂りにくくなります。

ご家庭でできるホームケアのポイント

手足口病には、ウイルスそのものを退治する特別な特効薬はありません。そのため、症状をやわらげながら自然に回復するのを待つ(対症療法)のが基本となります。

1. 水分補給を最優先に!

口の中が痛むため、お子さまが水分を嫌がることがあります。脱水症状を防ぐため、以下のような「しみにくく、のどごしの良いもの」を少しずつこまめに与えてください。

  • おすすめ: 冷やした麦茶、水、イオン飲料、ゼリー、プリン、冷たいスープ、豆腐、ヨーグルトなど
  • 避けたほうが良いもの: オレンジジュースなどの柑橘類、熱いもの、塩分の強いもの、スパイシーなもの(刺激になって痛みます)

2. 解熱鎮痛薬の活用

熱が高いときや、口の痛みが強くて水分がまったく摂れないときは、小児科で処方された解熱鎮痛薬(アセトアフェンなど)を適切に使用して痛みを和らげてあげることも大切です。

実は「大人」も感染します!

「子供の病気」と思われがちですが、大人が感染することもあります。大人がかかると、発熱が高くなったり、手足の水疱に強い痛みを伴ったりと、重症化しやすいのが特徴です。また、治った後(数週間〜数ヶ月後)に爪が剥がれる症状が出ることがあります。

看病をする保護者の方も、しっかりと感染予防を行いましょう。

今すぐできる感染対策

手足口病のウイルスは、飛沫感染(くしゃみや咳)、接触感染(手渡しやタオルの共有)、そして糞口感染(便に含まれるウイルスが口に入る)によって広がります。

  • こまめな手洗い: 外出後やおむつ交換の後、食事の前は、石鹸と流水でしっかり手を洗いましょう。
  • タオルの共有を避ける: 手を拭くタオルやバスタオルは家族で分けましょう。
  • おむつの適切な処理: 症状が治まった後も、便からは数週間〜1ヶ月ほどウイルスが排泄され続けます。おむつを替えた後は袋に密閉して捨て、必ず手を洗ってください。

こんなときは早めに医療機関へ

基本的には1週間ほどで自然に治る病気ですが、稀に髄膜炎や脳炎などの合併症を引き起こすことがあります。以下のような症状が見られたら、すぐに受診してください。

  • 高熱が2日以上続く
  • ぐったりしていて元気がなく、視線が合わない
  • 嘔吐を繰り返す
  • 水分が全く摂れず、おしっこが半日以上出ていない
  • 呼びかけに対する反応が鈍い

お薬やケアのご相談は「このみ薬局 みくりや店」へ

「処方されたお薬の飲ませ方に困っている」「水分補給用のイオン飲料はどれを選べばいい?」など、気になることがありましたら、いつでもこのみ薬局 みくりや店にご相談ください。

地域の皆さまが安心して健やかに過ごせるよう、薬剤師がサポートいたします!

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